私のバセドウ病闘病記 6-専門医の受診そして内服開始(2014年1月)


私のバセドウ病闘病記5の続きです。


闘病記は久しぶりになってしまいました。
ちょっと気のめいることがあって殻に閉じこもっておりました。




さて、気を取り直して、前回の検査(抗甲状腺ペルオキシターゼ、TSH受容体抗体、首のエコー)の費用の件をまずはじめに。


きっとバセドウ病で治療されている方は何となく想像できるような、出来ないような感じだと思いますが・・・。


ニュージーランドでこれらの検査は以下のとおりです。


抗甲状腺ペルオキシターゼ:NZ$105
TSH受容体抗体:NZ$30
首のエコー:NZ$205


合計NZ$340(NZ$1=¥85だと¥28900!!)
今振り返ってみても高い・・・。


日本だと何てことない検査(すごく特殊ではない、という意味で)なんですけどね。



専門医受診
前回は専門医の予約を取ったのはいいけれども予約までしばらく間が開いた、というところだったと思います。


専門医の先生は病院で勤務するG先生。ひげを生やしたくまさんのような先生でした。
まず、GPの紹介状を見て、症状が出始めた頃のこと、今の症状などを話しました。そして首のエコー(GPのK先生のオーダーのエコーの結果はチラ見で終了しました)、首の触診、体重測定をしました。


どこかで誰かが書いていたのですが、甲状腺疾患を専門にしている先生は必ず首の触診をするそうです。専門外の医師にとっては首を触る、といったような詳しいことは分からないからかもしれません。


一通り先生と話し終わって、先生の見解を話し始めました
「血液検査、エコー、触診と君の症状からしてほぼ間違いなくグレーブス病だね。
何で早く病院に行かなかったの!?」と呆れ顔。
「病院嫌いなんですー」と返答すると、ため息をつく先生。


とても話しやすい先生でした。


ところで、英語圏ではバセドウ病のことをグレーブス病(Grave's disease)といいます。バセドウ同様グレーブスも医師の名前です。グレーブスはアイルランドの医師で、バセドウはドイツの医師です。恐らくもともと日本は医学をドイツから習っている関係もあって”バセドウ病”と主に呼ばれているんだと思います。



内服
「そしたら、治療だけれども、主に3種類。1つ目が内服。君の場合はそんなにひどくないから内服でいいと思うんだよね。2つ目がラジオアイソトープ治療。病院で放射性ヨウ素を内服して、家に帰っていいんだけど、少なくとも1週間は仕事休んでね。他人との濃厚接触、とりあえず近くに寄らないこと、食器は出来れば使い捨てにして、トイレは2回フラッシュするんだ。詳しいことはここに資料があるから見ておいて。3つ目は手術。今はそこまでの段階じゃないからこれは省いておこう。」


と治療のことについて話をしました。


治療方法としては先生がまず勧める内服していくことに決まりました。


『カルビマゾール』というのが私が内服する薬の名前です。
1錠が5mgで20mgからのスタートです。


日本では主に2種類の内服薬がバセドウ病の治療薬として使われています。メルカゾールとプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)です。メルカゾールを内服している人のほうが多い、と思うのは私の勝手な印象です。


私が内服することになったカルビマゾールはネオ・メルカゾールとも言われていて、内服して代謝されることでメチマゾールの形になり甲状腺に作用する、というものです。


カルビマゾールはインターネットでも購入可能のようですが・・・医師の処方箋を受けた薬を内服することを強くお勧めします。


そんなわけで、甲状腺の治療が開始になりました。


ちなみに、その日に採血した「ベースラインの甲状腺ホルモン関係」の結果はこちらです。






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