私のバセドウ病闘病記 4-異常値をどうするか(2013年11月)

私のバセドウ病闘病記3の続きです。


ニュージーランドの健康診断で甲状腺機能の項目でハイスコア&ロースコアを記録した私ですが、その血液検査を提示されてから治療をどうするかの話です。


治療をどうするか
甲状腺機能検査の結果があれだけ乱れていて、治療を勧めない医師はまずいないと思います。
私の診察をしたK先生ももちろん出来るだけ早く専門医(SP: Specialist)の診察を受けるように勧めてきました。


ところが、私は外国人(ニュージーランドに住んでいたので)。
海外の医療費は、高いです。そして、まさか(?)の保険を持ち合わせていなかった私・・・。
また「知識」の話ですが、外国人にとってニュージーランドの医療費がどれほどのものものなのか知っていた私は、ニュージーランドで治療することに経済的な面で物凄く抵抗があったのです。GPやSPのレベルに関しては疑問を抱かないくらい信頼をしていました。


ニュージーランドの医療と医療費
体調が悪いとき、病院やクリニックなどの医療機関に行きますよね。
日本では好きな病院やクリニックに直接行って、診療を受けることが出来ます。


しかし、ニュージーランドではGPからの紹介状がない、明らかな生命の危険がない場合は病院(Hospital)で医師に診てもらうことは出来ません。例えば、もともと元気な人が風邪を引いてERに行ったとしても、GP(一般医)で診てもらうように、と返されてしまいます。


それは医療システムの違いです。
日本では健康保険証を持っていれば医療費の3割、もしくは1割を医療機関に払うことになっています。最近では混雑解消のため、必要な医療を必要としている人に提供するために大学病院でも紹介状を持っていない人は受診できない、もしくは紹介状を持っている人より診療費が高くなる、といった措置が取られるようになっていますね。


ニュージーランドでは体調が悪い、怪我をしたといった時はまずGP(General practitioner:一般医、家庭医)を受診します。検査が必要であれば、そこでGPが血液検査やその他の検査をオーダーし、経過を見ていきます。しかし、GPのレベルを超えて専門的な治療が必要だと判断した場合にはGPが専門医(SP)に紹介状を書き、患者はSPの予約を取り、受診をすることになっています。上記に書いた病院(Hospital)と呼ばれるところにはSPしか居ません。なので、紹介状が必要となるのです。


そして、私が恐れていた医療費ですが、GP(一般医)で初診NZ$60~140くらいかかります。再診になるともう少し安くなります。


そして、SP(専門医)の初診は、正直言ってそのSPの専門分野によってかなり相場が違います。でも、初診でNZ$150~400くらいします。再診でもGP同様少し安くなりますが、ここからの診察費から安いといっても、期待するほどではありません。


検査が出たら・・・これまた高いんです。日本でも同じ検査をしているのですが、ニュージーランドをはじめとして海外の医療費は本当に高いです!!


日本でも「医療費が高い」という声は良く聞くのですが、私からすれば日本の医療費は安いです。医師も看護師ももらっている給与は安いです(看護師なのでここは少しアピール)。


なので、保険は大事ですよー。手放してはいけません!!
私のようになってしまいます(笑)。


悩む
そんなわけでSPの受診をその場で勧められたのですが、医療費の件で「これはまずい」と思った私はひとまず交渉(?)してみることにしました。


私「今のビザが7月までなので、早ければ6月に帰国することになると思うの。それじゃダメ?」
K先生「何言ってんの?それは遅すぎるわ。出来るだけ早く受診したほうがいいの。もう少しちゃんと考えて。」
私「いやいや、考えてますよ。ただね、お恥ずかしい話保険に入ってないから医療費がネックなの。とりあえず、少し考えてみるから時間をください」
K先生「分かったわ。でも、早く受診したほうがいいのよ」


といった内容の会話が繰り広げられ、治療をどうするか、はたまた仕事をどうするか、といった事項に直面したのでした。





にほんブログ村 病気ブログ バセドウ病へ

にほんブログ村


PVアクセスランキング にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する