国立西洋美術館ー黄金伝説 古代地中海世界の秘宝


秋ですね。
朝晩、寒いですね。
見計らったように喉の調子が悪くなってきたので、前回書いた「インフルエンザワクチン打たなくてよかった~」と思っている今宵。


さて、秋といえば、


読書の秋!
芸術の秋!!
食欲の秋!!!
でしょう。


読書、してます。
本を読むのは楽しいですね。
数日前に読み終わったのは
・「学力」の経済学
・人間の分際
です。


学力の~のほうは私結婚もしていないし、子どももいないのですが、本屋で気になってしまって、今後の参考に・・・。


人間の~は見出し買いだったのですが・・・私としては微妙でした。何が、といえば、中身が寄せ集めだったことが、です。筆者が以前に書かれた小説・エッセイ・コラムをテーマに沿っていいトコ取りなのです。私は本の中で寄せ集め、ってあんまり好きじゃないんです。なぜか、といえば、切り取られた前後がない分、言葉ばかりがふわふわして見えて、説得力がないように思うのです。しかも、エッセイ、コラムならまだ許そうものなんですが、小説入れてくる、ってどうなんでしょう?私としてはよくわからないセレクト集でした。もちろん、部分部分ではっとする箇所はあります。


さて、微妙つながりで書いてしまう今回の美術館めぐり。
初めて国立西洋美術館に行ってきました。


今回の特別展は「黄金伝説ー古代地中海世界の秘宝」です。
正直なところ、この特別展が開催されていることは美術館のある上野に行くまで知りませんでした。


今日、上野に行った目的は別の展覧会だったのです。
そう!「モネ展」!!
特に思い入れがあるわけではないのですが、パリのマルモッタン・モネ美術館からわざわざいらしてるんだから~、と思いまして。


上野に到着したのは午後1時くらいだったのですが、人が、たくさん。
美術館に入るのに待ち時間はなかったし、チケットも5分以内でボックスにたどり着ける様子だったのですが、お金を払う直前に今日はやめる事にしました。
後日、日を改めまして開館時間に合わせていけたらな、と思います。


「モネ展」に行くのを止めて行ったのが、国立西洋美術館なのです。
理由は単純。私、「金(きん)」が好きなんです。アクセサリーも最近は金しか買わなくなりました。
錆びないし、手入れが簡単なので、銀製品に比べると高いですが時間を割かれるよりは・・・との理由なのです。


前置きが長くなりすぎて何ともいえないのですが、展覧会。
よかったです。金細工の細やかさ、そして、6000年前の金が未だにこうして輝いている、という事実。これはすごかったです。


入館してすぐに置いてある「ヴァルナ銅石器時代墓地第43号墓」のお墓の中の装飾品。首飾り一つをとっても小さなピースをつなぎ合わせて出来ていました。このお墓に入っていた方の権力と財力を象徴していますね。
昔訪れた吉野ヶ里遺跡の勾玉等の装飾品のことを思い出した一瞬でした。


そして、数々の耳飾り、ディアデマ、フィブラ。
ディアデマとは髪飾りの一つで、頭に巻く「はちまき」といったらいいのかしら。
でも、細い金や装飾を施したものなので、とても豪華ですばらしいものばかりでした。
フィブラというのはローマ時代の男女が衣服を止めるために使ったいわば安全ピン。蛭(ヒル)の形をしたものが多くありましたけど、当時も男女で好みがあった、というのが私の中では感慨深いものがありました。いつの時代にあっても、男女は別で、装飾品にも違いが出てくるんだなぁ、と。


今回の展覧会の中で一番好きだったのは「動物模様のある留め具」です。粒金細工と呼ばれる技法を駆使して作られた装飾品なのですが、その金の粒の大きさ、なんと0.5mm以下!しかも、粒がそろっていて、その一粒一粒で線をあらわしているのです。もうすごすぎてため息が出ました。
つい最近までその粒がどうやって金の土台につけられたのかナゾだったそうです。


展示品はどれもすごかったのですが、冒頭の「微妙」の意味ですが・・・。
展示品の説明と展示品が離れていて、説明書きを読んで展示品を見に行く、時にどこにその展示品があるのかわからない、といったディスプレイ上の問題。


そして、ディアデマとフィブラの展示品がたくさんあったにも関わらず、それが何なのかイマイチ分からない・・・。ディアデマは比較的早いところに解説が書いてあったのですが、フィブラにいたっては展示会の後半の後半あたりに「フィブラとは」といった記載があるといったある意味不親切さ。


そして、美術館、博物館に行くときにはほぼ必ず音声ガイドを借りるのですが・・・。解説ナレーターとナビゲーターの2人がいてまず、わかりにくい。今まで借りてきた美術館ではナビゲーターが一人でガイドしていたのですが・・・。それはさておいても、一つ一つにしまりがなくて、気がついたら終わっている、といった印象でした。音声ガイドで行っていることのほとんどは展示品の横にある解説に書いてあるので、むしろ音声ガイド必要なかったんじゃなかろうか、と思うくらいでした。


・・・と酷評のような感じになってしまったのですが、展示会自体はとても良かったです。
おススメです。音声ガイドは・・・お好みで。。。


帰り道、アボカドのフォカッチャとプリンを購入して帰りました♪



次のお休みは、11月7日から公開の映画に行くことにします!


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